【映画を観る前に思った事】
・11月3日、映画公開初日。You Tubeでゴジラ70周年Liveイベントも配信されていた。
https://www.youtube.com/live/V5Z1BoIHJ5c?si=kHIUryhuDqtDYjjP
そのコメント欄に書き込まれた外国人の人達のコメントや絵文字に既視感。
数週間前に、某先生のLive配信へ荒らしコメントとして書き込まれた絵文字の使われ方など、上手く表現出来ないが雰囲気がよく似ていた。
https://www.youtube.com/live/iqn8HnTR5Xk?si=fmPVoZwW3yyyYZOq
荒らしとして海外の工作員がネットで用いられている事は知っていたが、同じように賑やかし(サクラ、動員)としてメジャーなコンテンツにも用いられているのだろうか?と疑問に思った。
・映画のポスターに用いられているのが、振り返っているポーズのゴジラ。「またか」という感じ。
「シンウルトラマン」や「すずめの戸締まり」など、近年の映画で振り向きポーズが取られている事の元ネタは聖書の振り返って塩の柱になったロトの妻から。
・映画館のパンフレット売り場で何故か「11月5日は津波防災の日」のポスター。とても作為を感じた。
まさか、今回のゴジラ映画で東京が水没するシーンなんてないだろうなぁ?と思った。
113→311みたく。
【映画を観ている時に思った事】
・太田役を務めた安藤サクラ…完全に名前で役名が決まっているようなキャスティング( ´∀`)
・この映画でも「橘」という役名のキャラが。
シンウルトラマン、シン仮面ライダーにも「橘」という名前のキャラがいた記憶。
どういう必然性があるのだろうか?
劇中の主人公の言葉で言うなら「橘さんじゃないと駄目なんだ!」という事なんだろうけど。
・やたら「ニッポン、ニッポン」うるさかった。┐(´д`)┌
劇中で一度も「にほん」とは呼ばれていおらず。
いつからこの国はニッポンになった?
日本軍→にっぽんぐん、とは読まないだろ(流石に劇中では違和感の強い、この言い方は無かったが)。
・リボルバーリリーと同じく、時代考証に力が入っていた。小道具やセット、モブの衣装、CGを含めて手間暇と金が掛かっているだろうなと。
細かい所が作り込まれていると、作品への没入感が出る。
・海軍が重要なポジションな映画だった。
やたら海軍推し。優秀な人材が海軍には居りますよ的な。
ゴジラに対抗する為に、終盤、民間の元海軍の人達が集まり、作戦を決行するのだが…どう考えても民間で出来るレベルの作戦では無かった(^o^;)海軍のイメージを良くする為のイメージ戦略の側面もある?
まあ、旧海軍系の所から映画制作資金が出ているだろう事は想像に難くない。
・原爆への恐怖、戦争への刷り込み、
都市災害のイメージ、海軍への好印象を植え付ける為の国策映画なのかな?🤔という印象。
・劇中に登場する島や戦艦にも何かしらの意味が込められているのだろうか?(そこに想念を集める必要がある?)残念ながら自分は軍事や歴史の事もまるで分からず、ピンと来ない。そういう事に詳しい人が見れば分かるのかもしれない。
・グッと来た所としては、主人公が己のトラウマを克服する為に敢えて序盤に登場した人物を飛行機の整備に呼んだ所。本来なら凄く苦手な相手の筈。
その人物を呼び出してボコられても必死で助力を求める所に不覚にも心を動かされた。
昔読んだ、映画評論家のDJ宇多丸もオススメする「スクリプトドクターの脚本教室」という本に載っていた事を思い出す。
曰く、名作と呼ばれる作品には主人公が己の殻を破り克服する為に、苦境に敢えて飛び込み打ち克つシーンがあると。
・血の繋がらない家族が困難を乗り越え、本当の家族になる要素も人が感動するツボを押さえていると思う。だが、血の繋がらない家族というのは
SPY✖Familyにもあった要素と同じく。
人の心を動かす為以外に、何かしらの歴史的な真実の断片が秘められているのだろうか?(リボン🎀や耳飾りを付けた少女→鬼道を操る少女神みたく)
【映画を観た後に思った事】
・最後にヒロインが生きていた事が判明し、一見ハッピーエンド風だが…首筋に黒い模様。
https://youtu.be/xHp_xNpbSkI?si=QzjWVv6qy7G5SkgS
爆風に巻き込まれたヒロイン。
リアル志向の本作。実は生きてましたなんて、そんな御都合主義なラストあるだろうか?
メタな話をすれば、この映画に何億という資金を出したであろう人達が、映画を観た一般大衆に希望や元気を持って貰おうと思って金を出したと思うだろうか?
強烈な呪詛こそ人畜無害を装っていると思う。
ゴジラの口の近くに居たからG細胞に感染したヒロイン(電車を咥えだゴジラのシーン)。
その後、意識が朦朧としたり。
結構な高さから水に落ちても大丈夫だし、
爆風で無事なのも考えるとG細胞に感染し、生命力が増しているからだとすれば納得出来る。
それとも単に放射能に被爆した影響と捉えるか?>ヒロインの首筋の黒い模様
だが自分にはそれだけとは思えず。
↓これを流行らす為にG細胞に感染したみたいなシーンを挟んだのだろうか?
ウイルスよりも放射能による都市封鎖の可能性もあるのだろうか。
そちらのシナリオも現実に存在するのだろう。
実際、劇中で銀座がゴジラの放射能の影響で立ち入り禁止になっていたように。
ゴジラ映画を久々に映画館で観たが、意図がある程度分かると、恐怖を刷り込む為のモノ、虚仮威しと分かって冷静に捉えられた。
やっている事自体は、母親が子供に「川の中で遊ぶと河童に引きずり込まれるから、川では遊ぶな」とか、「扉や障子を半端に開けておくと、そこが霊の通り道になるから、ちゃんと閉めなくちゃいけない」だとか躾の為にする作り話と同じだと思うが、
方向性がまるで異なる。
「おはなし」で、どう人の感情を動かし人を動かし人の世界を変えるか。
自分としてはそこが非常に引っ掛かる。
少なくとも、これまでのように特定の存在を貶め(古代に存在した生物を怪獣と貶めたり)、
有害な事を素晴らしい事のように刷り込むやり方は、もう通用しないのでは?と思う。
自分も何かしら紙芝居を使ってまとめた事を伝える場合、そこに留意せねばならないだろう。
成長し、成熟した子供にオバケで脅かすやり方は違うと思う。
子供騙しは通用しない。誠実に事実に基づき、
自分達の在り方を考える切っ掛けとなるモノをまとめたい…。